西丘小学校校長

 西丘公民分館の文化祭が、コロナ禍においてオンラインで開催されますこと心よりお祝い申し上げます。

 本校では、17年も前から「笑顔を一つに」~子どもは、地域の宝、子どもの通う学校も地域の宝~ を合言葉に公民分館を始めとした保護者、地域の方々で組織された西丘小学校支援ボランティアがあり、授業やクラブ活動・昔あそび、清掃活動、放課後子どもクラブの見送りなど様々な場面で教育活動を支援していただき、日々の子どもたちの安全を見守ってもらっています。信頼できる多くの大人と関わりを持ち、愛情を注がれることにより、子どもたちは自らのよさや可能性を認識し、他者を価値ある存在として尊重できる心が育まれます。分館の行事にもこれまでたくさん参加させていただき、地域の方々との交流をとおして、地域への愛着や持続可能な社会の創り手としての自覚を育てて参りました。

 しかしながら、一昨年から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスによって、その交流は制限され、なかなか難しい状況にあります。

 小学校においても、昨年は3か月にも及ぶ全国一斉休校を経験し、今年に入ってからは変異株の蔓延により、これまで以上に人との距離をとる、小声での会話、給食は黙食で全員が前を向いて食べる、常時マスク着用等といった「新しい生活様式」が求められています。この新型コロナウイルス感染症をはじめ、社会の変化を予測することが困難な時代だからこそ「ピンチはチャンス」と捉え、この間、何とか実施できる方法を模索してきました。入学式や卒業式は規模を縮小し、授業参観もオンライン参観に、始業式は各クラスにリモート配信するなど、ICT等を活用した「令和の日本型学校教育」を試行錯誤しながら進めているところです。まだ、安心して学校に足を運んでいただける状況にはありませんが、これまで築いてきた繋がりが立ち消えることのないように、従来のやり方にとらわれることなく、西町に住んでおられるいろいろな世代の人たちが西丘小学校や西丘公民分館の活動を通じて、人と人とのつながりを深め、地域づくりの輪がさらに広がっていくことを願っております。

 この度、西丘公民分館で「オンラインを活用しての文化祭」という新たな取り組みを実施されることにより、画面を通してではありますが、多く方に共有してもらうことで地域が繋がっていくきっかけになるものと期待しております。

最後になりましたが、西丘オンライン文化祭の開催にあたりご尽力いただきました関係の皆様方に心から感謝申し上げるとともに、西丘公民分館のご発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

 

豊中市立西丘小学校

校長 田平 美紀